階段が入り口正面にある間取り オープン階段を玄関ホールに

一条工務店のi-smartで家を建てるとき、私がこだわったことのひとつが、 オープンステアというオープン階段を、玄関ホールに付けたいという希望です。

おしゃれなオープンステアが、玄関ドアを開けて中に入ると正面に見える家は、とても格好いいと思ったのです。

オープンステアの違い

オープンステアは踏み板が14段のものと、15段のものの二種類あります。15段の方が傾斜が緩やかであり、幅も広くなります。

オープンステアはおしゃれなので、採用したい。そして15段の幅広タイプのオープンステアがいい!! これは多くの方が考えることだとは思います。しかし15段幅広のオープンステアは3マス半(3m18cm)もスペースを取るため、間取り上採用がとても難しいものなのです。

15段というのは階段の踏み板の数プラス1段になります。下から上る場合、踏板が14枚あり最後に二階の廊下に登ります。その廊下分ををプラスするので15段ということになります。当然段数が多いほど距離が長くなり、傾斜は緩やかになります。

14段の狭いオープンステアは、勾配が急で危険です。勾配の緩やかな15段のオープンステアを、玄関ホールに付けるというのはちょっと無謀な考えだったのかもしれませんが、何とか間取りに組み込みました。

 

一条工務店のオープンステアは2種類あります。14段で幅が750mmのものと、15段で幅が969mmのものです。

角度の違いを見るため、間取りソフトマイホームデザイナーで14段のオープンステアと15段のオープンステアを3D画像で比較すると、以下のようになります。

左が14段、右が15段のものになります。

14段オープンステア15段オープンステア

画像だとあまり角度の違いはわかないかもしれないですね。しかし実際に上り下りした体験では横から比較した以上に差があります。

まだ私には子供がいませんが、今後は子供もできるでしょう。急な勾配だと子供が小さなうちは上り下りをする時に怖がるかもしれません。

また家が完成したら実家の母も一緒に暮らすことになります。実家の階段は計算すると14段のオープンステアと同レベルの広さと角度で、使うのがかなりきつそうでした。母も年々年老いて来るので、おそらく今のまま実家に住み続けるとさらに上り下りがきつくなってくるでしょう。母のためにも緩やかな階段を用意してあげたいものです。

角度だけではなく踏み板の奥行きも違います。踏み板に奥行きがあると、特に降りる時に安心感を得られます。14段のものと15段のものの両方を昇り降りする体験をしたら、その差はかなりあると思えるはずです。

969mmの幅と750mmの幅の違いも大きいものです。やはり幅にゆとりがあった方がいいことは間違いありません。

私の住んでいる近くの一条工務店さんの展示場は、15段幅広のオープンステアが付けられています。ストレート階段は、足を踏み外したら下まで落ちてしまうので危険だと言われています。しかしオープンステア15段の勾配ならば、ストレート階段でも危険はそれほど感じないレベルだと思えました。

オープンステア 費用の違い

一条工務店ではボックス階段が標準で、オープンステアはオプション扱いとなります。オプション料金は2万円です。非常に安価で提供してくれますね。

何年か前にはオープンステアはオプションではなく標準仕様でした。しかし幼児の転落の危険があることから、ベビーゲートが付属することになりました(一条工務店ではキディガードと呼ぶようです)。ベビーゲートが付属したこととオープンステアがオプションになったのは同時期です。ベビーゲートがない時代はオプションでなかったことを考えると、オープンステア階段がオプションになったというよりも、2万円でベビーゲートを買うというイメージで間違いないと思います。

それでは一条工務店でオープンステアの15段タイプと14段タイプでは費用は違うのでしょうか。検討した方は当然のように知っていると思いますが、価格は変わりません。それならば当然幅の広に緩やかな階段の方がいいと思うでしょう。しかし注意点があります。15段のオープンステアを採用する場合、そのためだけに施行面積が増えることが多いのです。私の場合、14段のオープンステアにした場合、玄関ホールの大きさは4.5坪になります。

玄関ホール間取り図面

しかし15段にした場合、3マスだった階段の距離が3.5マスになり、玄関ホールは5.05坪になってしまいます。

玄関ホール間取り図面

2階も同じだけ床面積が増えます。ただし階段部分は吹き抜けのため坪単価が半分になるので、計算はちょっと複雑になります。一階二階トータルで坪数は1坪弱坪数が上がります。坪単価65万で計算すると、私の場合は60万ほども総額が上がることになってしまいました。

費用を抑えることを考えたら、15段のオープンステアを諦めるという選択は当然出てきます。

その他の利点

しかし玄関ユニットが広がることで、メリットもあります。私の家の場合は以下の二つのメリットがありました。

・土間収納が1.5畳から1.8畳に広がる。

・シューズボックスが1700mmのタイプから2125mmのタイプに変更できる。

玄関ホールが伸びるわけですから、当然面積は大きくなります。私は大きな土間収納が欲しいと常々考えていましたから、これはうれしいメリットです。もちろんシューズボックスが大きくなることもありがたいことです。

安全でゆとりのある階段が採用できて、土間収納やシューズボックスも大きくなります。もちろん金銭的には負担が大きくなりますが、何とか頑張ってこのプランで進めようと考えたのです。

リビング階段ではなく玄関ホールにオープンステアを付けた理由

私が最初に家を建てようとしたのはまだi-smartが発売されていない7年前で、その時にセゾンのカタログに、玄関から入って正面に階段がある写真が採用されていました。これはとても印象的で、そんな家に住みたいとずっと思っていたことも理由の一つです。

そして最も大きな理由は、騒音対策、防寒対策です。一階の音が二階に響く問題は、高気密の一条工務店の家では顕著なようです。人によって苦痛にも感じるくらい音が響くと言いわれています。

こればかりは住んでみないとわからないのですが、問題があると思われるのなら、できる限り回避する間取りにしたかったのです。

またリビング階段やリビング吹き抜けでも冬はまったく問題ないとブログに書かれている方が大多数ですね。おそらく本当にそうなのでしょう。

私の知り合いでAホームで家を建てた人は、オープン階段ではないですがリビングと階段がつながっていて、冬は二階に暖かさが逃げてしまうと悩んでいました。一条工務店の高気密高断熱の家では、悩むほどの問題ではないことは素晴らしいことです。

しかし、リビング階段やリビング吹き抜けがない間取りの家に比べたら、間違いなく冬は暖かい空気が二階に逃げてしまい、暖房の効率はわずかですが悪くなると思います。このわずかの違いをどう捉えるかです。

また、リビング階段は確かにおしゃれで、それだけで満足感を得られる人も多いと思います。リビング吹き抜けも同様です。ほんの少しの音の響きや空調効率の低下は、その魅力に方がはるかに勝ると感じる人も多いでしょう。

結局人それぞれの好みですね。一生に一度の買い物です。私は防音防寒性を重視することが納得できる間取りであると考えました。その結果あまり例のないオープンステアを玄関ホールに取り付ける間取りとなったのです。

オープンステア下をどう利用するか

せっかく付けたオープンステア階段です。どうせなら階段下もおしゃれに演出したいものです。私はロードバイクをオープンステア下に置こうと思っています。そこそこの性能のロードバイクがありますから、ちょっとしたインテリアになるんじゃないでしょうか。

ロードバイクの置き場には頭を悩ませていたので、階段下に置くことでそれも解決したこともありがたいです。ただロードバイクをいつもきれいに磨いておかないといけません。機能重視で整備はしていますが、汚れることは今でもほとんど気にしていないません。でも新居ではもっと気を使わなければいけないですね。

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